2023年に神奈川県で新しい路線の「相鉄新横浜線」が開業することが正式決定しました。
同日開業する隣接路線とあわせて利用すると、東京都心へのアクセスが簡単になり、周辺住民の方やこれから引っ越しを検討する方には大きなメリットとなるでしょう。
この記事では相鉄新横浜線について、関連する他沿線と併せ、概要や開業にあたってのポイント、運行情報をご紹介します。
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神奈川県で新しい鉄道路線として運行開始する相鉄新横浜線は、開業日を2023年3月18日(土)とすることが正式に決定されました。
この決定は、相模鉄道株式会社・東急電鉄株式会社・独立行政法人、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から2022年12月に発表されたものです。
相鉄新横浜線の概要
相鉄新横浜線とは、西谷駅・羽沢横浜国大駅・新横浜駅の6.3kmの区間を走る鉄道路線を指しています。
西谷駅〜羽沢横浜国大駅の2.1kmは、もともと相鉄・JR直通線として運行していた駅で、この2駅は2019年11月に開業・運行を開始した駅です。
そのため、相鉄新横浜線として新しく開業した区間は、羽沢横浜国大駅〜新横浜駅の4.2kmとなります。
また西谷駅に続く駅はこれまでと同様に、相鉄・JR直通線の鶴ヶ峰駅・二俣川駅となっています。
神奈川県と東京都心が直結
相鉄新横浜線の開業日に、東急新横浜線も開業・運行開始することが決定しています。
東急新横浜線は、新横浜駅で相鉄新横浜線とつながる路線となっており、区間は新横浜駅・新綱島駅・日吉駅の5.8kmを運行します。
この日吉駅は、東横線と目黒線にもつながっている駅です。
そのため、もともと相鉄・JR直通線であった西谷駅から相鉄・東急新横浜線を経由し、渋谷駅へ向かう東横線と、目黒駅へ向かう目黒線への直通が可能となりました。
神奈川県と東京都心部が直結することになり、利便性の向上を感じられる路線となるでしょう。
開業により得られるメリット
2路線が開業することにより、広い範囲にわたって鉄道ネットワークが整えられ、機能性・利便性が向上します。
とくに、鉄道を利用して移動する範囲が広い方は、負担軽減が可能となるでしょう。
また、2路線がつながる新横浜駅は新設された駅となっており、東海道新幹線の停車駅「新横浜」に近い位置となっています。
そのため、新幹線利用者は新幹線へのアクセスが良好となるメリットも感じられるでしょう。
このように路線開業により上記のメリットが得られ、鉄道利用者の増加が考えられます。
それぞれの路線周辺エリアの活性化も期待ができ、利用者や地域ともにメリットを多く感じられる開業となるでしょう。
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神奈川県の相鉄新横浜線その注目ポイントは?
路線が開業するにあたり、利用者の利便性にとくにつながるポイントが3つあります。
それぞれ、新路線開業前までと比較してご紹介します。
アクセス向上
前述したように、相鉄新横浜線と東急新横浜線がつながる新横浜駅は、東海道新幹線の停車駅「新横浜」に近い位置に設置されます。
そのため、これまでと比較すると新幹線へのアクセスが大幅に向上することになり、新幹線利用者には嬉しいポイントとなるでしょう。
たとえば、東横線渋谷駅からであれば東海道新幹線新横浜駅までの所要時間が最短25分と短い時間で通えることになります。
利用する電車によっては所要時間が多少異なりますが、これまでよりもスムーズな移動と短い時間での新幹線へのアクセスが可能です。
東京都心までにかかる所要時間短縮
相鉄・東急新横浜線が開業することにより、相鉄・JR直通線から東京都心に到着するまでの所要時間が短縮されました。
たとえば、相鉄・JR直通線の二俣川駅・海老名駅・湘南台駅の3駅から、これまでどおり相鉄・東急新横浜線を利用せずに東横線横浜駅を経由して、都心へ向かう場合と比較をすると下記になります。
●二俣川駅から目黒線の目黒駅まで最速38分となり、これまでより約22分の短縮
●海老名駅から目黒線の目黒駅まで最速53分となり、これまでより約29分の短縮
●湘南台駅から東横線の渋谷駅まで最速51分となり、これまでより約22分の短縮
利用する電車によっては所要時間が多少異なりますが、それぞれが約20分以上とこれまでよりも所要時間の短縮が可能です。
乗換回数の減少
相鉄・東急新横浜線は都心へ直結しているため、都心へ向かう際の乗換回数が減少します。
途中駅で乗降する必要がないため、快適に移動することが可能になるでしょう。
相鉄・JR直通線の二俣川駅から東横線の渋谷駅までであれば、これまでは二俣川駅付近から東横線の横浜駅に乗り換えて行く必要がありました。
今後は、相鉄・東急新横浜線を経由することにより、渋谷駅まで乗り換えすることなく直通で向かえることになります。
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神奈川県の相鉄新横浜線その運行情報とは
相鉄新横浜線と東急新横浜線が開業することにより、この2路線に関わる沿線の運行について、ダイヤ改正がおこなわれることになりました。
ダイヤ改正は、2路線の開業と同日に実施されます。
ダイヤ改正のポイント
相鉄新横浜線と東急新横浜線の開業にあわせ、東横線・目黒線との直通運行が開始となります。
鉄道利用者の動向の変化が予想されるため、変化に対応したダイヤ改正をおこなうことにより、さらに利便性向上が図られます。
ダイヤ改正は多くの沿線でおこなわれることになっており、東横線・目黒線の他、田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線で予定されているため、利用者の方は事前に確認をおこなっておく必要があるでしょう。
なお、相鉄・東急新横浜線と東横線・目黒線との直通運行について、すべての列車が相鉄新横浜線まで向かうわけではありません。
東急新横浜線の最終駅となる新横浜駅を境に折り返しとなる列車が含まれるため、注意が必要です。
相鉄新横浜線の運行
相鉄・JR直通線の二俣川駅までは、海老名駅からは特急・各駅停車となり、湘南台駅からは通勤特急・各駅停車での運行です。
二俣川駅から新横浜駅までは、特急・通勤特急・各駅停車の3種類となっていますが、東急新横浜線内は一部を除いて急行となるため注意してください。
東急新横浜線の運行
朝7〜8時台のラッシュ時間帯は、東横線への直通が4本、目黒線へ12本となっており、とくに目黒線利用者は運行本数が多く朝の通勤時間が便利になるでしょう。
なお東横線へは終日急行、目黒線へは終日急行・各駅停車となっているため、列車種別の違いには注意をしてください。
また、新横浜駅・新綱島駅は終日すべての列車が停車予定となっています。
東横線・目黒線の運行
東横線はダイヤ改正を機に、1時間あたりに渋谷駅まで運行する各駅停車の本数を変更し、菊名駅始発の各駅停車4本を相鉄新横浜線まで直通の急行4本に切り替えます。
1時間あたりの本数イメージは変更になりませんが、運行間隔が約4〜7分になるように変更です。
目黒線は、日吉駅から目黒駅までにかかる急行の所要時間が2〜5分短縮となります。
なお各駅停車の追い越し駅について、現在武蔵小山駅となっていますが、奥沢駅へ変更が予定されています。
現在、武蔵小山駅と奥沢駅を利用している方は、変更情報に注意が必要です。
また、目黒線は日吉駅から始発する列車について、運行本数が減便予定となっています。
朝のラッシュ時間帯は1時間あたり22本から10本、日中は1時間あたり12本から8本に減便予定であるため、通勤・通学で利用頻度が高い方は運行時刻の調整が必要となるでしょう。
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まとめ
相鉄新横浜線にくわえ、東急新横浜線が開業することにより、利用者の方は東京都心までの乗換回数減少や所要時間短縮などのメリットが得られます。
また、新路線の開業は、路線周辺の活性化につながる可能性が考えられます。
開業に伴い、相鉄新横浜線の周辺は利便性が向上し、今後発展が期待できるエリアになるでしょう。
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