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所有する不動産の売却を考えたとき、webや電話から質問に答えて簡単に査定を済まそうと思っていたら、この記事をよく読んで考え直してみませんか?
不動産売却で重要な売り出し価格を決め、不動産の持つ魅力を購入希望者にどうアピールするかの販売戦略を見極める査定は、売却活動における重要なスタートダッシュです。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産売却に必須の査定とは何か?確認方法による査定結果の違い
不動産売却では、所有する物件にどれくらいの価格が付けられそうか見極めるために、状態や周辺環境など詳しく確認しますが、査定する方法には2つあると知っていますか?
査定方法の違いは直接物件を確認するかしないか
不動産を査定する方法は、簡易的な机上査定と不動産の詳細をじっくり確認した訪問査定の2つがあります。
机上査定とは、webや電話で不動産についての基本的な内容を伝え、周辺物件の取引相場などを参考にして価格を算出する方法です。
実際の不動産の状態ではなく集積されたデータと照らし合わせて結果が算出されるため、当日〜3日以内などの短い時間で結果がわかります。
結果が出るのは早いですが、算出方法が簡易的なため、実際の売却価格とは少々離れているケースが多く、精度は高くありません。
もう1つの査定方法は訪問査定で、精度の高い査定がおこなわれ、実際の売却相場に近い価格が算出できることから、実査定とも呼ばれています。
訪問査定では、直接不動産に訪問して周辺環境から建物の状態、道路と接する長さなどを確認するため、少々時間がかかります。
査定結果はその場で出されることはなく、4〜7日ほどかけて収集した情報から不動産の現在の価値を算出するのが一般的です。
訪問査定でチェックされるポイントとかかる費用とは?
不動産売却における訪問査定では、どのような部分がチェックされるのか、人員が動くのだから費用がかかるのではないかと気になる方は多いでしょう。
まず、費用についてですが、不動産会社がおこなう訪問査定はほとんどのところが無料で、その後に売却の仲介契約をしなくても費用はかかりません。
不動産会社は査定で利益をあげようと考えてはおらず、多くの方に査定していただき、査定結果や担当者の対応、売買の実績などから納得して契約していただければと考えています。
査定時には、築年数や間取りなど誰が見ても変わらないデータも収集しますが、現地でしか得られない日当たり・騒音・建物の状態などもチェックの対象です。
どの項目も売却に直接関係する重要なポイントで、その不動産にどの程度の価格が付くか、スムーズに売却させられるかなどを考えながらチェックしています。
訪問査定を受けると不動産売却にどんなメリットがあるのか?
実際に現地で担当者と顔を合わせて物件を査定すると、不動産売却時にどのようなメリットがあるのか、デメリットと合わせてご紹介します。
精度の高い査定で不動産売却がスムーズになる!
質問に答えれば結果が出る机上査定よりも精度の高い訪問査定では、不動産の価値が市場にとってどの程度かを見極められることがポイントです。
売り出し価格をいくらに設定するかだけでも、スムーズに売却できるかどうかが決まるため、不動産の価値を正確に読み取る査定は重要となります。
実際に物件を確認する訪問査定では、その不動産のアピールポイントやどのような買い手におすすめできるかなど、売却に有利になる情報が集められるのは大きなメリットです。
所有する不動産が市場でどれくらいの価値があるかわかれば、その後の売却活動もスムーズに進めやすくなるでしょう。
不動産会社の担当者の対応を間近でチェックできる!
訪問査定には不動産の価値を見極めるのと同時に、査定する不動産会社の対応を見極める点もメリットに挙げられます。
査定結果に納得できた場合、その不動産会社と仲介契約を結ぶことになりますが、価格に納得しても担当者や不動産会社の対応に納得できない部分があると、不安ではありませんか?
売主にとって最善の売却を考えてくれるのか、利益だけを追求したやりとりにならないかなど、担当者の対応から今後の売却活動が想像できるでしょう。
担当者の対応で、その不動産会社がどのような信念を持っているのか、顧客に対する基本姿勢など、不安なく売却を進められるかを見極められます。
訪問査定のデメリットは手間と時間がかかること!
不動産売却では、余計な時間をかけずにスムーズに売買契約を締結させたいと誰もが思いますが、訪問査定では時間と手間がかかってしまうのがデメリットです。
実際に現地で不動産を確認するだけでなく、登記事項証明書や建図、建築確認通知書などさまざまな書類もチェックしていくのが一般的です。
物件の状態によって細かくチェックする項目が枝分かれするため、査定時間は一定ではなく、1〜2時間のところもあれば半日というところもあります。
査定に必要な書類を査定当日までに集めておく手間、査定当日は場合によっては半日も拘束されてしまうなどのデメリットを受ける可能性が高いです。
しかし、そのデメリットがあっても訪問査定を受けたほうが、その後の売却活動をスムーズに進めやすくなるでしょう。
不動産売却のための訪問査定をするならこれを準備しておこう
売却する不動産で担当者と顔を合わせることになりますが、事前にどのような準備をしておくと良いか、3つの項目に分けてご紹介します。
登記事項証明書・間取り図?査定に必要な書類とは?
査定するのは不動産そのものなので、何の準備もいらないかのように思われがちですが、あらかじめ必要書類を準備しておくと査定がスムーズに進められます。
売主が不動産の所有者であると証明できる登記済権利証、土地や建物の面積や用途がわかる登記事項証明書、間取り図などが一般的に必要とされる書類です。
マンションの場合には管理規約や大規模修繕の計画表、そのほかにも住宅ローンの返済予定表やリフォーム・修繕をした際の書類なども確認します。
滅多に見ることのない書類が多いので、査定日時を決める際に、あらかじめ準備する書類を不動産会社に確認しておくと良いでしょう。
家の中も外も掃除して余計な荷物は廃棄しておこう
査定では物件の現状もチェックされるため、査定結果を良くするためには荷物を整理し、ある程度の掃除をしておくことをおすすめします。
汚れが付きやすい水回りや、物件の第一印象を決める玄関などに余計な荷物がない・埃やゴミが落ちていないだけでも印象は良いものです。
掃除は査定時だけでなく、購入希望者が内見に訪れる際にも必要となるため、あらかじめ掃除して綺麗な状態を見せられるようにしておくと、あとから慌てることもありません。
自分なりのアピールポイントをまとめておこう
査定は客観的な視点で不動産の価値を見極めますが、実際にそこで暮らした方の意見や感想も聞いておきたい重要なポイントです。
住みやすさに繋がる部分や、ひと目ではわからない物件のアピールポイントなどがあれば、査定の日に担当者に伝えられるよう、書き出しておきましょう。
物件の良さをアピールしたい気持ちからプラスの点ばかりに目が向きますが、プラスもあればマイナスもあると担当者は理解しています。
暮らしていて不便を感じた点や、不満に思った点などのマイナスの部分も包み隠さず伝えられると、より正確な査定がおこなえます。
まとめ
手間と時間がかかる訪問査定ですが、不動産売却ではより正確な物件の価値を見極めることがスムーズな売却活動のポイントです。
目先の手間を削減するよりも、売却活動全体でどうしたらメリットがあるのかを考えてみましょう。
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