不動産を購入するタイミングについて考えたとき、最適な購入時期が分からずにお困りの方もいるのではないでしょうか。
また、周りはどの時期に不動産を購入しているのか知りたいと感じている方もいることでしょう。
そこで記事では、統計情報やライフイベントから考えた不動産購入の時期や、購入前に考えるべきポイントについて解説します。
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不動産の購入するタイミングがつかめないと感じている方は、統計情報を参考にして考えると良いでしょう。
下記では、不動産購入者の年齢や年収といったデータを解説しますので、その統計を知れば自分に合ったタイミングを見つけやすくなるでしょう。
30代後半
国土交通省の住宅市場動向調査では、不動産を購入した年齢の統計が30代後半〜40代前半となっています。
データでは、はじめて不動産を購入したなかでもっとも多い年代が30代となっており、平均年齢については家の種類により異なります。
注文住宅や分譲マンションを購入した平均年齢が38歳前後で、中古一戸建てや中古マンション購入では45歳前後と年齢層が高い傾向です。
不動産を購入する際の年齢においては、住宅ローンが大きく関係していると言えます。
銀行によって条件は異なりますが、基本的には住宅ローンを組める年齢は20歳以上65歳未満であり、80歳までに完済することになっています。
さらに、住宅ローンは最長でも35年までしか組むことができないため、45歳までにローンを組めなければ80歳を過ぎることになるのです。
45歳以上の方がローンを組むとなると、銀行から借り入れできる期間が短くなるので、毎月の返済額が多くなります。
そのため、住宅ローンを組むのであれば45歳よりも早い年齢で不動産購入をするのがおすすめと言えます。
年収では
不動産購入の時期を年収からみると、全国の統計では年収779万円となっており、はじめて不動産を購入した世帯の平均世帯年収は家の種類によって違います。
三大都市圏でみると、もっとも高いのが分譲マンションで世帯年収の平均912万円、次いで分譲一戸建てが909万円、中古住宅が687万円〜745万円です。
三大都市圏のなかでも東京は2014年頃から地価が右肩上がりで、物件の販売価格も上がっていますが、年収が全国のなかでもっとも高いため不動産を購入できると考察できます。
また、不動産を購入するうえで、住宅ローンを組む世帯が一般的ですが、無理のない返済計画を立てられるように現在の年収を正確に見積もることが大切です。
ライフイベントから不動産購入をする時期を解説
不動産を購入するタイミングについて考えたとき、結婚や子どもの入学といったさまざまなライフイベントが大きく関わっていることが多い傾向にあります。
そこで下記では、不動産の購入を検討する時期について、ライフイベントに沿って解説します。
単身の場合
単身で若いうちに家を購入する方も一定数おり、現役時代に住宅ローンを払い終えれば、定年後は自由につかえるお金が増えるのがメリットです。
また、若いうちに購入すると住宅ローンが長期で組めるので、月々の返済額が低く抑えられます。
さらに、将来的に購入した家を資産として運用することも可能であり、住み替える場合には売却して購入資金にあてるといった選択肢もあります。
しかし、単身で若いうちに購入する場合は、年収が低く住宅ローンの借入額が少額になることもあり、希望する不動産を購入できないこともあるかもしれません。
また、賃貸物件と違って気軽に転居することができないため、身動きが取りづらくなるといったデメリットもあります。
さらに、家を購入してすぐに結婚が決まった場合などは、部屋が手狭になり転居を余儀なくされるケースもあるでしょう。
結婚の場合
ライフステージが大きく変化するといえば、結婚ではないでしょうか。
今まで単身でいた者同士がともに暮らすとなれば、不動産を購入するタイミングとして自然な流れと言えます。
結婚した年齢が早かった場合は、仕事が現役のときに住宅ローンを完済できる可能性も高くなります。
しかし、転勤が多い会社に勤めている場合は身動きに困る点や、共働きでも収入が少ない、勤続年数が短いなどの理由で銀行の住宅ローン借入審査が通らないこともあります。
子どもができた場合
家族が増えるということで現在の部屋が手狭に感じ、広い家を購入しようと考える時期です。
このタイミングでの購入は、子どもの環境を重視した家が選べるといったメリットがあります。
将来的に、子どもがさらに増える場合などを想定して購入することで買い替えが発生するリスクを減らすこともできるでしょう。
しかし、子どもが生まれると共働きができなくなる可能性を考えて、住宅ローンを組むうえで慎重に計画を立てる必要があります。
不動産購入時期を決める前に考えるべきポイントを解説
家を購入する意思が固まってきたところで、行動に移す前に考えるべきポイントがあります。
まずは、購入する家の種類を決めることと、住宅ローンを組むとして期間はどうするかなど購入費用について考えることが大切ですので解説します。
不動産の種類
家を購入する際に一戸建てかマンションか、また、新築なのか中古にするのかを決める必要があり、選んだ種類によってかかる費用もそれぞれ異なります。
どの種類の家であれば自分の条件を満たせるのかと比較検討して決めることがポイントです。
まずは、一戸建てとマンションをメリットとデメリットをあげて比較してみます。
一戸建ての場合は、騒音が気にならないことや、将来的にリフォームや増改築の際も工事しやすい環境であるといったメリットがあります。
また、費用面においても敷地に車を駐車できるスペースがある場合には駐車場代がかからないことや、月々の固定支払いがないことなどが良い点です。
しかし、一戸建ては修繕やメンテナンスを自分でおこなう必要があり、費用も高額になるケースが多いことがデメリットと言えます。
さらに、住む場所によっては自治会加入やゴミ置き場の清掃当番、近所づきあいが面倒に感じる方もいるかもしれません。
続いて、マンションの場合はオートロックがあり、さらに管理人が在中している物件もありセキュリティ面が強いというメリットがあります。
また、エレベーターがあるマンションであれば移動もスムーズで、部屋もワンフロア構造なので階段を使用せずに生活できます。
しかし、両隣、階下、階上に囲まれた構造なのでそれぞれの生活音が気になったり、逆に気を遣ったりする必要があるでしょう。
また、修繕費や管理費といった固定費が毎月かかるうえに、車を所有している場合は駐車場代がかかってきます。
購入費用について
不動産購入で考えるべきポイントとして、物件にかかる費用についても検討する必要があるでしょう。
住宅ローンを組んで家を買うのであれば返済期間を何年に設定するか、月々の返済額はどれほどかなどを計画的に考えて決めましょう。
また、購入費用で考えたとき、新築なのか中古にするのかによって借入額が大きく異なってきます。
国土交通省の統計では、不動産購入費用の平均は、新築マンションがもっとも高く約4600万円、新築一戸建てが約4000万、中古物件はマンションと一戸建てともに約2800万円です。
データによると、平均的に購入額の3分の2ほどを住宅ローンで借り入れて購入しているようです。
状況に応じた不動産の種類や、準備できる資金などを念頭において、それぞれ自分にあったタイミングで購入すると良いでしょう。
まとめ
不動産購入のタイミングはライフイベントから考えるのがスムーズで、自分にあった状況によって家の種類や住宅ローンの期間を決めてみましょう。
また、購入する年齢によってメリットやデメリットが異なってきますので、慎重に考慮してみてください。
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